○オランダ沿岸警備隊
COASTGUARD CENTER P.O.Box303 1970AHIJmuiden Tel+31−255537644 CaptainAnnevanDijk C.vanDijk,Liaisonoffieer(Nationa1Po1iceAgency) Mrs.AnjaNachtegaa1 Mr.PieterPaap Mr.JanvanScha1kwijk オランダ沿岸警備隊(NetherlandsCoastGuard.NCG) 1.沿革 (1) オランダ政府は、北海における政府の諸活動の規模と範囲が拡大したため、使用可能な政府の船舶と航空機をより効率的に運用する方策について「北海問題に関する省庁間委員会」(ICONA)に諮問した。同委員会は、新しい共同組織として沿岸警備隊を設置することを助言した。 1987年2月沿岸警備協定(TheCoastGuardAgreement)の調印が行われた。この協定によって参加した6省(運輸公共事業省、国防省、農業水産省、法務省、財務省、内務省)は、北海におけるそれ自身の任務と責任を保有したままであるが、それぞれの情報や設備機材を可能な限り互いに利用できるよう要求されており、6省の共同事業体としてオランダ沿岸警備隊が設立された。 その任務遂行のための管轄区域はオランダ領海及びオランダが管轄する大陸棚であり、海上における捜索救助活動に関しては内水面のワーデン海、アイセル湖、ホーラントやゼーラントのデルタ地帯も区域に含まれる。航空の捜索救助活動を行う場合の区域はアムステルダム飛行情報区(FIR)となっている。 沿岸警備隊の活動は、海上交通の安全、捜索救難及び汚染対策等の海事関係のサービスならびに法令の励行など多岐にわたっているが、各業務にかかる責任はそれぞれ所掌している省庁に属している。共同事業体としての目的を達成するためアイマイデンに沿岸警備センター(CGC)が設置された。このCGCは、中央事件情報室として機能すると同時に、活動手段である船舶航空機の使用の調整も行い、事件や災害が発生したときのほか、特別行動の際にもすべてを指揮した。 NCGが使用できる勢力等は、軍の装備施設、警察税関憲兵の哨戒艇、北海管理局・警察
前ページ 目次へ 次ページ
|
|